1.プロローグ
今回からスタートする『KAZOOの衣裳について』シリーズでは、僕の“オシャレ・ノート"ともいうべき様々な「ファッションの冒険」について紹介していきます。NHK Eテレ『世界へ発信!SNS英語術』をはじめとするテレヴィ出演で着たワードローブを中心に、ビジネスやビジネス・カジュアルからスポーツウェアまで色んなアンサンブルを掲載します。第1回目は、僕のお気に入りのカジュアル・ウェアを紹介します。
2.「デウス エクス マキナ」のコーチ・ジャケット
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こちらのコーチ・ジャケットは、モーターサイクルとサーフ・カルチャーをコンセプトにしたオーストラリアのシドニー発のライフスタイル・ブランド「デウス エクス マキナ」のものです。デウスはオーストラリア以外にもロス・アンゼルス、イタリア、フランス、スペインなどに支店があります。東京には、原宿のキャット・ストリート・ノースウイング(千駄ヶ谷側)に『Residence of Impermanence』と名付けられた旗艦店が2014年から2020年までありました。(※2020年4月より「デウス エクス マキナ浅草店」を営業 しています。2021年ごろには原宿店に代わる新たな旗艦店をオープン予定とのことです。)
<SHOP INFO>
デウス エクス マキナ浅草店
3.「パタゴニア」のネルシャツ
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『デウス エクス マキナ原宿店』からキャット・ストリートを150m位南へ行ったところに「パタゴニア」の『サーフ&アウトレット』のショップがあります。
キャット・ストリートのサウス・ウイングの南端にある『パタゴニア東京・渋谷』とともに、僕がよくチェックをするショップです。
パタゴニアらしいオープンな雰囲気は、店員さんのフレンドリーな人柄の影響もあるかもしれません。
アウトレット商品は、常時入荷をするようなので、こまめにチェックすると掘り出し物を見つけられるかもしれません。
このネルシャツは、とても丈夫にできているにもかかわらず、肌触りがとてもソフトなので、気に入ってしまい、揃いの“グレイ"も購入してしまいました。
<SHOP INFO>
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パタゴニア サーフ東京/アウトレット
4.「エレメント」のチノパン
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キャット・ストリートのサウス・ウィングのパタゴニア近くにあった、サーフィンの「ビラボン」の2Fにあった「エレメント」は、スケートボードのショップとしてお気に入りのお店の1つでした。(※現在エレメントもビラボンも閉店してしまいましたが、オンラインショップにて購入できます。)
エレメントのスケートボード・デッキは、クォリティー高く、プロや上級者にも愛用者が多くいます。
スケートボーダーに人気のチノパンと言えば「ディッキーズ」が一番ですが、僕は体が大きいので、日本に入っている36 inchでは、タイトに感じてしまいます。
エレメントのこのチノパンは、ストレッチ性が入っているので、スケートボードをする時以外でも履いていて楽なので、日常的によく使っています。
5.「ラルフ・ローレン」の革ベルト
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「ラルフ・ローレン」はアメリカ人にとっては憧れのブランドの1つです。2017年に創業50周年を迎え、2018年に創業200年を迎えた「ブルックス・ブラザーズ」でキャリアをはじめたラルフ・ローレンの登場は、アメリカのファッション業界において1つのエポック・メーキングな出来事と言えます。
この茶色の革のベルトは、僕の翻訳の師匠からもらった30年以上前の商品です。
しっかりとした作りのため、時間が経ってもこわれることなく、使い込まれたことで柔らかく使いやすくなっています。
ファスト・ファッションに比べて、2倍の価格でも3倍も4倍もの期間快適に使えるような商品は、本当にコスト・パフォーマンスが良い商品と言えるのではないでしょうか。
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ラルフ ローレン 表参道
6.「ナイキ SB」のスケシュー
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「アディダス」の “テニシュー"(テニス用の靴のこと)の『スタンスミス』と、「コンバース」の“バスシュー"(バスケットボール用の靴『チャックテイラー』のこと)のブームの後は「バンズ」の“スケシュー" (スケートボード用の靴『オールドスクール』のこと)のブームのようですね。
僕は子供のころ、スケートボードを乗っていたときに“ねんざ"してしまって以来、“スケシュー"はハイカットにしています。
僕は29~30cm(商品によって)なので、靴のサイズは東京でピタリの靴を見つけるのにはとても苦労しています。
このシューズも、スケートボード・ショップではなく、原宿駅近くの『ナイキ原宿』の2Fの「ナイキSB」のコーナーでやっと入手できました。
靴ひもは、初めについていた黒ではなく、同封されていた白色に付け替えました。
<SHOP INFO>
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7.「999.9」のメガネ
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僕は子供の頃から眼が悪かったのですが、アメリカではいいメガネを入手するのが難しいので、日本に来る度に購入していました。
「ゾフ」や「ジンズ」などのリーズナブルなメガネも遊びの時に使用することも多いので、仕事では、「999.9」のメガネをかけています。
値段もそれなりに高いのですが、それだけの価値は充分にあります。
青山通りや骨董通りには、多くの有名な眼鏡店があり、ホッピングするのも休日の楽しみの1つです。
<SHOP INFO>
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フォーナインズ 青山店
8.「シチズン」の時計
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時計というものについては、高価なものを1つだけ常時つけるというスタイルもカッコイイと思うのですが、僕は手頃な値段のものをTPOに合わせて変えるスタイルを好んでいます。
この「シチズン」の時計は、ネットでニューズをチェックしているときにたまたま見つけて購入したものです。
ネットの写真はカッコイイのに、実物はイマイチの時計が多いのですが、この時計は、大きさもヴォリューム感も、腕の太い僕にはベスト・フィットでしたので、『ヨドバシカメラ新宿西口本店』で“即買い"してしまいました。
<SHOP INFO>
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シチズン・フラッグシップ・ストア・トウキョウ
9.「チャンピオン」のソックス
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「チャンピオン」は、アメリカの大学スポーツのNCAAの公式スポンサーとして有名で、すべてのアメリカ人が知っているブランドです。
僕も高校時代から「ラッセル」のスエットシャツと「チャンピオン」のソックスは、マストアイテムでした。
ここ数年、日本でも急速に人気を集めているようで、キャットストリートにも二子玉にもオフィシャルショップがあり、観光客を含め、とても売れているようです。
アメリカのパワフルなウォッシングマシーンで何度も洗ってもおそらく100回ぐらいは、ふかふかとした感じが続くのがいいですね。
<SHOP INFO>
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チャンピオン・ブランドハウス・渋谷・東京
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チャンピオン原宿店
10.エピローグ
BigBrotherによると、キャット・ストリートの下には、かつて穏田川と呼ばれた川が流れており、その上に1964年のオリンピックの時に遊歩道に暗渠されたのだそうです。
穏田川の源頭は、新宿御苑にあり、渋谷駅の先で宇田川(これも暗渠化されている)と合流し、渋谷川となっています。
この辺りは1970年代までは、普通の住宅街でネコも多かったため、キャット・ストリートと呼ぶようになったというのが通説です。
しかし、BigBrotherによれば、売れないモデルの卵が酔っ払って、クネクネしたこの通りをランウェイに見立ててキャット・ウォークしたことが由来であると断言しています。