1.プロローグ
3回目の収録だったので、少し余裕が出てきました。僕の喋る量も増えましたが、大きな失敗はなく、ホッとしています。
この日は、“パートナー"のペナルティのヒデさんと“解説"の佐々木俊尚さん、“講師"の内藤陽介さんが共演者と成りました。
ヒデさんは、収録前の会議で“カズオさんは、紹興酒好きなんだね"と話しかけてくれました。
「春まで待てない!SNS英語術先取りスペシャル」の収録の後の懇親会で僕が紹興酒を沢山飲んでいたのを気に留めてくださっていたようです。
確かに僕は、すべてのお酒の中で紹興酒が一番好きなのです。大学時代親戚の伯父さんに新宿のヒルトンにある中華料理店「王朝」の食べ放題に連れて行ってもらった時に、初めて“紹興酒"を飲んで以来、病みつきになっています。
因みに、2番目に好きなお酒は、“芋焼酎"です。芋焼酎のソーダ割りは、一年を通して、ほぼ毎日飲んでるくらいです。
様々な媒体で活躍されている佐々木俊尚さんは、TVにも慣れていて、この番組には初めての出演であるにもかかわらず、堂々としており、流石だなあと感心してしまいました。
元ジャパンタイムズ報道部長の内藤陽介さんは、とても真面目そうな印象がしました、初めての収録なので少し緊張しているようでした。
加藤綾子さんは、この日は終始ニコニコしていて、現場の雰囲気を和ませていました。
2.「グローバルスタイル」のライトグレーストライプのシングルスーツ
このスーツは、リュック・ベッソン監督のインタビュー時にも着た、昨年『グローバルスタイル新宿南口店』で作ったスーツです。
このスーツは、裏地とボタンにこだわりました。グローバルスタイルの方は、せっかくオーダーで作るのだから、派手な裏地を勧めてくれたのですが、BigBrotherのアドバイスで薄い色にしました。
ボタンも無料の標準のものではなく、水牛のボタンにしてもらいました。
スボンは、裾はシングルとダブルのツーパンツでオーダーしました。今回は、よりカジュアルなダブルの方を選びました。もも周りがきつくなるといけないので、両方ともワンプリーツを入れています。
3.「ディファレンス」のピンクのボタン・ダウン
シャツは、青山通りにある『ディファレンス青山店』で作ったピンクのボタン・ダウンにしました。このシャツの袖は、通常はあまり使われないフレンチカフス(ダブルカフス)にしてみました。
ボタン・ダウンの場合は、センターボックスが普通なのですが、僕は、肩が大きいので、サイドプリーツにしてもらっています。その方が肩が動かしやすく、楽です。
因みに「ディファレンス」は、2016年にオープンしたコナカのオーダー・スーツのブランドで、クリエイティブ・ディレクターの佐藤可士和氏がトータル・プロデュースを手掛けているそうです。
1度店頭で採寸をして注文をすると、2回目からはスマホを使って気軽に注文でき、納期も比較的早いです(このピンクのシャツの場合は2週間ちょっとでした)。
4.「ブルックス・ブラザーズ」の茶ベルト
伊勢丹メンズ館の1Fにベルト売り場がありますが、僕のウエスト・サイズでは選べる商品が限られてくるので、この茶色のベルトは7Fにあるスーパー・メンズで購入しました。
以前は、つく棒がどの小穴にでも通ればいいと思っていましたが、BigBrotherによると、4つ目くらいの小穴に通るのがベスト・サイズとのこと。
茶色い革にゴールドのバックルのものもありましたが、僕にはあまり似合わないので、シルバーのバックルというのもポイントです。(ゴールドは、金髪の白人に似合うとのこと。)
5.組紐のカフ・リンクス
今回のシャツは、ダブルカフスのためカフ・リンクスが必要となるので、ネクタイをした場合ならば、金属製のものがいいのでしょうが、今回はノーネクタイのボタン・ダウンなので、組紐タイプのカフス・リンクスを使用しました。
以前は、セレクトショップで\2,000ぐらいで購入していたのですが、オンラインショップでは、1,000円以下の商品も多く見つかったので、今回は、カフス専門店CUFFのものを購入しました。
ネクタイの締め方になれていなかった頃は、ノットの形であったり、ちょうどいい長さになるまでに何度も締め直さなくはいけなくて、よくイライラすることがあったのですが、初めて着るパリッとしたシャツの袖のボタン・ホールに組紐のカフ・リンクスを通すのはそれ以上に至難の技ですので、着替えが必要な場合は余裕を持って挑むことをお勧めします。(もしくは、カフリンクスをつけてくれるガールフレンドを作ってください。)
6.「ブルックス・ブラザーズ」のグレイのソックス
「ブルックス・ブラザーズ」の商品もとてもコストパフォーマンスが良く、高品質なのに、程々の価格でとても気に入っています。
スーツはライト・グレイだったので、ズボンと一体化しないように濃さが違うグレーの靴下にしてコントラストを作るのがポイントです。
7.「パラブーツ」の茶色のダブルモンク・シューズ『ポー』
靴には、かなりのこだわりがあるので、今回は「パラブーツ」の茶色のダブルモンク『POE』を履きました。
この靴は、色が濃い目の茶色であることと、細かくて粒の揃った「シボ」(革の表面にできている細かいシワ模様)の温かい表情に惹かれました。
僕の大きいサイズに合うダブルモンクは、パラブーツの黒の「アヴィニョン」より、少しタイトな作りだったので、ワンサイズ大きいものにしました。
8.「白山眼鏡店」の茶色のメガネ
白山眼鏡店のこの眼鏡には、金属部分があるので、ブルーバック(クロマキー)には、適していないと思っていたのですが、技術担当の方とも相談の上、問題がなかったので、使用してみました。
これは「GLAM PROTO」というプラスチック製のモデルなのです。普段している眼鏡とはイメージを変えるため、思い切って太いフレームにしてみました。
モニターで見ると実物より黒く見えますが、かなり薄い綺麗な茶色の眼鏡です。
9.僕が読んだことのある佐々木俊尚さんの著書
●『広く弱くつながって生きる』(幻冬舎新書)
東日本大震災を経験した全ての人は、何かしら人生に対して考えたことでしょう。僕も米国の両親から、アメリカに戻るようアドバイスされました。
この本は、佐々木さんの答えなのではないでしょうか。
●『グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する』(文春新書)
これはもう、10年位前の著作ですが、当時僕は、フリーランスとして生きて行くか、サラリーマンになるか、迷っていた時期でした。この本を読んで、フリーランスとして活躍していくことを決めさせてくれた一冊です。
この時は、佐々木さんとお仕事をするなんて全く考えてもいませんでした。
●『私にはもう出版社はいらない~キンドル・POD・セルフパブリッシングでベストセラーを作る方法~』 (WAVE出版)
この本に書かれているように佐々木さんは、様々な媒体を駆使して、オピニオンを発信しています。
僕が子供の頃からの1つの夢は、本を1冊でいいから出版することでしたが、この本を読んで、印刷による出版の意味を再考させられることになりました。
●『レイヤー化する世界 テクノロジーとの共犯関係が始まる』(NHK出版新書)
5年後、10年後の世界を見抜く、佐々木さんの先見性には、いつも驚かされます。
格差の原因は、政治の失敗ではなく、ICT技術の進化によるものなのでしょう。
●『キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる』 (ちくま新書)
この本は、佐々木さんが編集長を務める「TABI LABO」の理論的な概要なのでしょう。SNS時代の表現のあり方に一石を投じた著作だと思いました。
●『簡単、なのに美味い! 家めしこそ、最高のごちそうである。』(マガジンハウス)
佐々木さんの魅力は、難しい著作だけではなく、こうした“レシピ本"もリリースしていることでしょう。
僕も自炊をするので、この本はとても重宝しています。
10.エピローグ
BigBrotherは、以前より佐々木俊尚さんをとても高く評価しており、ほとんどの著作を読んでいます。
BigBrotherによれば、佐々木さんの近未来に対する予見は、とても正確で、佐々木さんを“学者のように"ただ分析するだけではなく、ビジネスマンとしても活躍されていることをとても素晴らしいと評しています。
今年は、ICTのヴァーチャルの世界にとどまらず、リアルな世界で人生の充実をテーマにしているようで、その活動にも注目しているそうです。