1.プロローグ
今週のテーマは、#StPatricksDay。アイルランドにキリスト教を広めた聖パトリックの命日である3月17日のお祝いについてでした。 18世紀のアメリカ独立戦争から、母親がアイルランド系だったオバマ前大統領まで、アイルランド系アメリカ人は、アメリカ合州国の歴史において重大な役割を果たしてきました。それを踏まえて、この日にはNYC、シカゴ、サンフランシスコなどのアメリカの主要都市でもパレードが開かれます。また、全米各地のアイリッシュ・パブでは黒ビールの「ギネス」やアイリッシュ・ウイスキーの「ジェムソン」を大飲みするアイルランド系アメリカ人や、本当はアイルランド系でないのにアメリカ人としてお祝いに参加したい“なんちゃってアイルランド系"で賑わいます。
唯一のルールは、緑色のものを何か着用しなくてはいけないことです。僕も小学校の頃から、セント・パトリックス・デーには必ず緑色を着ていました。なにしろ、緑を着ていない人は pinchされる (つねられる)という習慣があるからです。その理由としては、アイルランドに敬意を表さないことは、アメリカ人として恥であるから、と言われています。一方で、学校の意地悪な子たちからすれば、こんなに嬉しい日はないという感じでした。
純粋にアイルランドに敬意を表していたのか、単純にいじめっ子にやられないための備えだったのかは、今でも謎ですが、全身真緑で学校にやってくる人もいました。実際には、グリーンの靴下やサスペンダーを着用するなど、ワンポイントで緑を身につければ、だいたいpinchからは逃れられます。グリーンを着忘れた児童、もしくはグリーンの洋服を手に入れられなかった児童は、必死でリュックの中身を漁ったり友達から貸してもらったりして、グリーンのペンやノートブックをまるで剣と盾のように構えて校舎内を歩いていました。また、瞳の色がグリーンの人はpinchされる前に必死にそれをアピールしていましたが、大概はルール違反だとしてpinchされていました。
そして、地域によっては更に1つルールが加わります。やりたい放題のいじめっ子たちも、ひとつだけ注意しなくてはいけません。先走って誰かにpinchを食らわした後に、その人が実はグリーンを身につけていたことが判明した場合、やられた側が10倍にしてやり返して良いとされています。
2.「MFYS」のクローバーのカフリンクス
こちらはAmazon.co.jpで、カフリンクスのヴェンダー「MFYS」から購入したものです。今回はセント・パトリックス・デーということで、幸運のシンボル、四つ葉のクローバーをデザインしたものを使用しました。とてもお手頃な価格でありながら、見た目も造りもしっかりしており、5,000円クラスのものと比べても見劣りしません。
3.「麻布テーラー」のグリーンのジャケット
この商品は、以前紹介したのでLANGUAGE & EDUCATION #009を参照してください。
4.「麻布テーラー」のグリーンのシャツ
この商品は、以前紹介したのでLANGUAGE & EDUCATION #006を参照してください。
5.「ブルックス・ブラザーズ」のオレンジのチノパン
この商品は、以前紹介したのでLANGUAGE & EDUCATION #009を参照してください。
6.「タビオ」のグリーンの靴下
この商品は、以前紹介したのでLANGUAGE & EDUCATION #006を参照してください。
7.「ティンバーランド」のデッキ・シューズ
この商品は、以前紹介したのでLANGUAGE & EDUCATION #001を参照してください。
8.「ゾフ」の黒いメガネ
この商品は、以前紹介したのでFASHION & SHOPPING #006を参照してください。