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邦楽と洋楽のギャップを楽しむためのJ-POPとグラミー賞受賞作のコンピレイション盤
  - 試聴にオススメの録音が優秀なCD (5) | GEAR & BUSINESS #009
2022/01/03 #009

邦楽と洋楽のギャップを楽しむためのJ-POPとグラミー賞受賞作のコンピレイション盤
- 試聴にオススメの録音が優秀なCD (5)

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HANA
リサーチャー / 翻訳(下訳) / 広報(アシスタント)

目次


1.プロローグ

オアフ島(ホノルル)の自宅ではいつも、オトウサンが選んだレイディオ・ステイションの“KIKI"(現在は“KUBT")が、マウイ島のグランパの家では“KPOA"か“KAOI"にチューン・インされていました。私は英語のハワイアンではなくハワイ語で唄われているハワイアン・ミュージックが好きです。

オカアサマと車でアラモアナ・センターに行く時には、毎年発売されるグラミー賞のコンピレイションのCDがかかっていました。個人的には、アラモアナよりカハラ・モールの方が好きです。

中学生になって東京で生活するようになると、学校の友達からたくさんのJ-POPを教えてもらいました。しかし、いわゆるアイドルの音楽は好きになれませんでした。

東京のオジイサマは、かつて音楽関連の仕事をしていたので、成城のおウチにはとてもいっぱいのCDのコレクションがあります。

私は、古い日本の“歌謡曲"もとても好きです。どこか、とても“懐かしい"気分になるからです。

日本で、スキーやテニスをしに、清里高原の別荘に行く時のドライヴには、“サザン"や“ユーミン"、“ヤマタツ"や“まりや夫人"のCDがお気に入りで、よくかけてもらいました。

兄が運転するときは、B’zのベスト盤がよくかかります。運転しながら歌う、少し音程が外れる兄のヴォーカルには、いつも笑ってしまいます。


2.お気に入りのJ-POPのコンピレイションとベスト盤

私がお気に入りの日本の音楽を紹介します。

『青春歌年鑑 50年代総集編』
津村謙、 山口淑子、 渡辺はま子、 美空ひばり、 伊藤久男、 織井茂子、 三木鶏郎、 笠置シヅ子、 暁テル子、 池真理子

『青春歌年鑑 60年代総集編』
ザ・スパイダース、 ザ・ブロードサイド・フォー、 荒木一郎、 伊東ゆかり、 黛ジュン、 森山良子

『青春歌年鑑 70年代総集編』
西城秀樹、 H.Belolo、 V.Willis、 J.Morali、 あまがいりゅうじ、 大谷和夫、皆川おさむ、布施明 他

『青春歌年鑑 80年代総集編』
C-C-B、 M.AITKEN、 船山基紀、 アルフィー、 新川博、 戸塚修、もんた&ブラザーズ、久保田早紀 他

『青春歌年鑑 90年代総集編』
藤井フミヤ、 黒夢、 TRF、 篠原涼子 with t.komuro、 シャ乱Q、 岡本真夜、 LINDBERG、 徳永英明、 KAN、 槇原敬之、ZOO、L’Arc~en~Ciel 他

『これがハイレゾCDだ! 邦楽で聴き比べる体験サンプラー』
クリエイション、かまやつひろし、フライド・エッグ、りりィ、プリズム、サディスティック・ミカ・バンド、カルメン・マキ&OZ、ザ・フォーク・くるセダーズ、フラワー・トラベリングバンド、尾崎紀世彦 他

『ベスト・フォーク100曲~青春のFolk&Pops~』
八神純子、 三浦徳子、 大村雅朗、 甲斐バンド、 ありたあきら、加藤和彦、吉田拓郎、トワ・エ・モワ 他

『ザ・フォーク・ベスト・セレクション 赤盤』
イルカ、オフコース、アリス、丸山圭子、井上陽水、かぐや姫、TULIP、はっぴいえんど、風、松崎しげる 他

『THE HIT MAKER-筒美京平の世界-』
南沙織、 野口五郎、 坂本スミ子、 欧陽菲菲、 チェリッシュ、 郷ひろみ、 浅田美代子、 麻丘めぐみ、 岩崎宏美、 弘田三枝子、薬師丸ひろ子、中山美穂、近藤春彦、小泉今日子、少年隊、Kinki Kids、今井美樹、ゴスペラーズ、森山良子、東京スカパラダイスオーケストラ

山下達郎『OPUS ~ALL TIME BEST 1975-2012~』
ソロ・デビューの前の時代から現代まで、“ヤマタツ"本人のセレクションによる3枚組のベスト盤です。(初回限定盤にはデモ曲などを収録したボーナス・ディスク1枚もついています。)

竹内まりや『Expressions』
竹内まりやデビュー30周年を記念して2008年に発売された3枚組のベスト盤です。デビュー曲から2000年代のシングル、“ヤマタツ"とのデュエットまで全て最新リマスター音源が収録されています。

サザンオールスターズ『海のYeah!!』
サザンオールスターズのデビュー20周年を記念して1998年に発売された2枚組のベスト盤です。デビュー曲を始め、代表曲が30曲収録されています。

サザンオールスターズ『海のOh, Yeah!!』
『海のYeah!!』の続編として、サザン40周年を記念して発売された2枚組のベスト盤です。2000年に大ヒットして第42回日本レコード大賞を受賞したバラード『TSUNAMI』は名曲です。

松任谷由実『日本の恋と、ユーミンと ~松任谷由実40周年記念ベストアルバム~』
“ユーミン"のデビュー40周年を記念して2012年に発売された3枚組のベスト盤です。デビュー曲から発売当時までの代表曲を45曲+スペシャル・トラックの最新リマスター音源を収録しています。

『B'z The Best XXV 1988-1998』
B’zのデビュー25周年を記念して発売された本作は、1988年-1998年の間で発売された代表的なシングル25曲+新曲2曲の最新リマスター音源を収録した2枚組です。

『B’z The Best XXV 1999-2012』
こちらもB’zのデビュー25周年を記念して発売されたベスト盤です。1999年-2012年の間で発売された代表的なシングル26曲+新曲2曲の最新リマスター音源を収録した2枚組です。


3.GRAMMY賞関連のコンピレイション

『グラミー・ノミニーズ 2000』
マーク・アンソニー、 ルー・ベガ、 アンドレア・ボチェッリ、 スティング、 バックストリート・ボーイズ、 リッキー・マーティン、 TLC、 クリスティーナ・アギレラ、 メイシー・グレイ

『グラミー・ノミニーズ 2001』
スティーリー・ダン、 クリスティーナ・アギレラ、 エイミー・マン、 ジョニー・ミッチェル、 ブリトニー・スピアーズ、 バックストリート・ボーイズ、ベック、レディオヘッド、ポール・サイモン、U2

『グラミー・ノミニーズ 2002』
クレイグ・デイヴィッド、 マイケル・ジャクソン、 エルトン・ジョン、 ブライアン・マックナイト、 マイケル・ブレッカー・フィーチャリング・ジェームス・テイラー、アウトキャスト、インディア・アリー、ボブ・ディラン、ネリー・ファータド、アリシア・キーズ、R.E.M. 他

『グラミー・ノミニーズ 2003』
ヴァネサ・カールトン、エミネム、ノラ・ジョーンズ、ディクシー・チックス、ネリー、アシャンティ、ミシェル・ブランチ、アヴリル・ラヴィーン、ジョン・メイヤー、 シェリル・クロウ、 P!NK、 ブリトニー・スピアーズ、 クレイグ・デイヴィッド、 スティング、デイヴ・マシューズ・バンド、 イン・シンク

『グラミー・ノミニーズ 2004』
ビヨンセ、ジェイ・Z、ブラック・アイド・ビーズ、ジャスティン・ティンバーレイク、コールドプレイ、ミッシー・エリオット、エヴァネッセンス、ルーサー・ヴァンドロス、50セント、ショーン・ポール、ジョージ・ハリソン、マイケル・マクドナルド、イーグルス、マッチボックス・トゥエンティ 他

『グラミー・ノミニーズ 2005』
グレッチェン・ウィルソン, シェリル・クロウ, ノラ・ジョーンズ, ジョシュ・グローバン, ジョン・メイヤー, プリンス, シール, エヴァネッセンス, ブライアン・ウィルソン, エルヴィス・コステロ、カニエ・ウェスト、アッシャー、グリーン・デイ、ビースティ・ボーイズ 他

『グラミー・ノミニーズ 2006』
ゴリラズ、マライア・キャリー、ポール・マッカートニー、ケリー・クラークソン、フー・ファイターズ、ローリング・ストーンズ、ニール・ヤング、ジョン・レジェンド、ブルース・スプリングスティーン、ジャック・ジョンソン、スティーヴィー・ワンダー

『グラミー・ノミニーズ 2007』
クリスティーナ・アギレラ, ナターシャ・ベディングフィールド, シェリル・クロウ, メアリー・J. ブライジ, ナールズ・バークレイ、キャリー・アンダーウッド、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ケイティー・タンストール, ジェイムス・ブラント, ジョン・レジェンド, ポール・マッカートニー, ダニエル・パウター, ザ・ブラック・アイド・ピーズ 他

『グラミー・ノミニーズ 2008』
エイミー・ワインハウス、マルーン5、ボン・ジョヴィ、ファイスト、ハービー・ハンコック、ドートリー、ホワイト・ストライプス、コリーヌ・ベイリー・レイ、U2、ジャスティン・ティンバーレイク 他

『グラミー・ノミニーズ 2009』
コールドプレイ、エステル、カニエ・ウェスト、ニーヨ、リル・ウェイン、ロバート・プラント、アリソン・クラウス、M.I.A.、アデル、ケイティ・ペリー、レオナ・ルイス、レディ・アンテベラム、マルーン5 他

『グラミー・ノミニーズ 2010』
レディー・ガガ、キングス・オブ・レオン、デイヴ・マシューズ・バンド、テイラー・スウィフト、ビヨンセ、アデル、ザック・ブラウン・バンド、グリーン・デイ、コールドプレイ、U2、エリック・クラップトン、スティーヴ・ウィンウッド

『グラミー・ノミニーズ 2011』
シーロー・グリーン、ブルーノ・マーズ、ケイティ・ペリー、スヌープ・ドッグ、レディー・ガガ、エミネム、リアーナ、アーケイド・ファイア、アダム・ランバート、マイケル・ブブレ、マイケル・ジャックソン、ミランダ・ランバート、シャーデー、トレイン、マルーン5

『グラミー・ノミニーズ 2012』
アデル、ブルーノ・マーズ、ケイティ・ペリー、ニッキー・ミナージュ、リアーナ、ドレイク、レディ・ガガ、スクリレックス、マムフォード・アンド・サンズ、ボン・イヴェール、コールドプレイ、フー・ファイターズ、テイラー・スウィフト、レディ・アンテベラム 他

『グラミー・ノミニーズ 2013』
ザ・ブラック・キーズ、ケリー・クラークソン、テイラー・スウィフト、ケイティ・ペリー、フローレンス・アンド・ザ・マシーン、P!NK、カーリー・レイ・ジェプセン、エド・シーラン、フランク・オーシャン、ジャック・ホワイト、ミューズ、コールドプレイ、アデル、ブルース・スプリングスティーン 他

『グラミー・ノミニーズ 2014』
ブルーノ・マーズ、ロビン・シック、ファレル・ウィリアムズ、ロード、イマジン・ドラゴンズ、ダフト・パンク、マックルモア&ライアン・ルイス、サラ・バレリス、ジェイムス・ブレイク、ケンドリック・ラマー、ブレイク・シェルトン、ケイシー・マスグレイヴス、ティム・マグロウ 他

『グラミー・ノミニーズ 2015』
テイラー・スウィフト、イギー・アゼリア、エド・シーラン、アリアナ・グランデ、メーガン・トレイナー、マイリー・サイラス、シーア、ジョン・レジェンド、サム・スミス、キース・アーバン、ファレル・ウィリアムズ、ビヨンセ、ジェイZ 他

『グラミー・ノミニーズ 2016』
マーク・ロンソン、テイラー・スウィフト、ザ・ウィークエンド、エド・シーラン、マルーン5、フローレンス・アンド・ザ・マシーン、ディアンジェロ&ザ・ヴァンガード、ケンドリック・ラマー、ウィズ・カリファ、チャーリー・プース、トリー・ケリー 他

『グラミー・ノミニーズ 2017』
ビヨンセ、シーア、ドレイク、アデル、ジャスティン・ビーバー、ザ・チェインスモーカーズ、アンダーソン・パーク、デミ・ロヴァート、アリアナ・グランデ、キャリー・アンダーウッド、キース・アーバン、ブランディ・クラーク、ミランダ・ランバート、ティム・マグロウ 他

『グラミー・ノミニーズ 2018』
ブルーノ・マーズ、ケリー・クラークソン、ケンドリック・ラマー・ロード、チャイルディッシュ・ガンビーノ、ジェイZ、ロジック、アレッシア・カーラ、カリード、レディー・ガガ、ザ・チェインスモーカーズ、イマジン・ドラゴンズ、ケシャ、トーマス・レット 他

『アルティメット・グラミー・コレクション:クラシックR&B』
アレサ・フランクリン、サム&デイヴ、オーティス・レディング、アイズレー・ブラザーズ、アイク&ティナ・ターナー、ビル・ウィザース、テンプテーションズ、グラディス・ナイト&ピップス、エモーションズ、ドナ・サマー、アース・ウィンド・アンド・ファイアー、マーヴィン・ゲイ 他

『アルティメット・グラミー・ボックス』
ビーチ・ボーイズ、ポール・マッカートニー&ウィングス、ウィリー・ネルソン、エルヴィス・プレスリー、ホイットニー・ヒューストン、ジミー・ヘンドリックス、ビリー・ホリデイ、ビリー・ジョエル、ビージーズ、セリーヌ・ディオン、マライア・キャリー、トト、ロイ・オービソン 他


4.エピローグ

今回改めて、グラミー賞のオムニバスと日本のコンピを聴いてみて、アメリカと日本の音楽文化の違いをとても強く感じました。同時に、私自身がこうしたマルチ・カルチャリズムの中で成長してきたことが認識できました。オジイサマがよく言うことなのですが、「日本人の音楽は、ポップスだろうがロックだろうが、つまるところ、すべてが艶歌(演歌でない)なのだと」と言うことが、少し分かったような気がしました。

アメリカの文化、ハワイの文化、日本の文化が、私という人格に、様々な影響を与えています。その内容については、今後、少しずつ“DIG TOKYO"の中で述べていきます。マハロ。


GEAR & BUSINESS #009

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