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KAZOOの『SNS英語術』映画コーナー (7) 
 映画『記者たち~衝撃と畏怖の真実~』の監督、ロブ・ライナーへのインタヴューを振り返って
  - Eテレ『世界へ発信!SNS英語術』(2019/03/21放送) | CINEMA & THEATRE #011
Photo: ©RendezVous
2021/11/22 #011

KAZOOの『SNS英語術』映画コーナー (7)
映画『記者たち~衝撃と畏怖の真実~』の監督、ロブ・ライナーへのインタヴューを振り返って
- Eテレ『世界へ発信!SNS英語術』(2019/03/21放送)

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KAZOO
翻訳家 / 通訳 / TVコメンテイター

目次


1.プロローグ

今回は2019年3月29日に公開される映画『記者たち~衝撃と畏怖の真実~』のプロモーションの為来日した巨匠ロブ・ライナー監督にインタヴューしました。ロブ・ライナーといえば80年代~90年代に渡って、ドキュメンタリー、ラヴ・コメ、ドラマ、ファンタジー、サイコ・スリラーなどあらゆるジャンルにおいてヒット作を世に繰り出したことで知られています。


2.ロブ・ライナー監督のインタヴューについて

それぞれのジャンルでやれることをやりつくしたためか、あるいは現在のアメリカの政治と社会を憂う気持ちが強いためか、今では政治活動家としてのイメージが強く、近年の監督作品は、政治色がかなり強くなっています。今回の作品『記者たち~衝撃と畏怖の真実~』もそのような流れの中の作品であるため、インタヴューは重い雰囲気になるのではないかと、少し不安でした。

しかし、実際に監督に会ってみると、とてもフレンドリーで、オープンな方でした。晩年に入った現在でも創作に対するパッションは、今も尚熱いことは明らかで、その話し方にも、さすがニューヨーカーといえる、圧倒されるようなパワーがありました。アメリカの政治情勢や社会問題について話す時には、口調に怒りや憂いを感じ取ることがありましたが、そこには決して憎しみと言う感情は感じられませんでした。

そんなライナー監督だからこそ、彼の作品は、本当に幅広い世代を感動させ、今でも愛され続けるのだと確信しました。僕の中でのNo. 1の作品は『プリンセス・ブライド・ストーリー』です。番組関係者には『恋人たちの予感』をこよなく愛する人もいれば、『スタンド・バイ・ミー』を懐かしむ人もいました。そのことを監督に伝えると、恥ずかしそうに照れ笑いをしていました。どの作品について質問をしても、まるで初めてその作品について語るかのように、生き生きとした表情で語ってくれましたことが印象に残っています。日本語には“実るほど頭を垂れる稲穂かな"という諺がありますが、まさにライナー監督のような人のことを言うのだ、と実感しました。


3.ロブ・ライナーの代表的な作品

『スパイナル・タップ』 (1984年)
ライナーの映画監督としてのデビュー作は、ヘヴィ・メタルを題材にした“モキュメンタリー"(“模擬する" “擬似する"を意味するmockとdocumentaryを合わせた造語)です。ロック・ミュージシャンのぶっ飛んだ言動やライフスタイル、それをまた偶像化するようなロック・ドキュメンタリーをパロディーした作品です。

『スタンド・バイ・ミー』 (1986年)
アメリカのホラーの小説家として知られるスティーヴン・キングの中編小説を原作とした本作は、アメリカ合州国のオレゴン州の小さな町を舞台に、4人の少年たちの青春物語です。リバー・フェニックスの魅力がいっぱいのこの作品は、80年代に青春時代を過ごした人にとっては、心に残る名作ではないでしょうか。

『プリンセス・ブライド・ストーリー』 (1987年)
農夫と若い女性のラヴ・ストーリーを軸とした本作は、怪物や海賊、仇討ちや捕らわれの姫君などの要素を見事にミックスしたファンタジー映画です。物語は、ある祖父が病気の孫に本を読んでいるという構成を取っており、80年代末~90年代初期に少年時代を過ごした人の間では、カルト的人気を博しました。

『恋人たちの予感』 (1989年)
ニューヨークを舞台に、ある男女の長年に渡るすれ違いを描いた本作は、90年代のロマンティック・コメディのブームの引き金を引いた大ヒット映画です。主人公のサリーが、ニューヨークに実在する『カッツ・デリカテッセン』でオーガズムを“演じる場面は、映画史に残る名シーンです。

『記者たち~衝撃と畏怖の真実~』 (2017年)
ジョージ・W・ブッシュ大統領は、2002年の一般教書演説で「イラクが大量破壊兵器を保有し、テロを支援している」と発言し、翌年にはイラクとの開戦に踏み切ります。多くのマスメディアが揃ってこの軍事介入を肯定する中、唯一懐疑的な姿勢を取り続けていた「ナイト・リッダー社」の記者の葛藤を描いたドラマです。


4.「ラルフローレン」のエンジ色のドットタイ

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こちらはBigBrotherからお借りしたネクタイです。エンジ色の生地に黄色いドット柄が施されています。


5.黒いカフリンクス

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こちらはBigBrotherからお借りした、艶やかな黒いデザインのカフリンクスです。


6.「グローバルスタイル」のチャコール・グレイのダブル・ブレスト・スーツ

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この商品は、以前紹介したのでLANGUAGE & EDUCATION #002を参照してください。


7.「麻布テーラー」の紫色のクレリック・シャツ

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この商品は、以前紹介したのでCINEMA & THEATRE #006を参照してください。


8.「タビオ」のパープル色のソックス

この商品は、以前紹介したのでCINEMA & THEATRE #008を参照してください。


9.「パラブーツ」のダブル・モンク・シューズ『ポー』

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この商品は、以前紹介したのでLANGUAGE & EDUCATION #008を参照してください。


10.「アルバート・サーストン」のサスペンダー

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この商品は、以前紹介したのでCINEMA & THEATRE #010を参照してください。


11.「999.9」の『M-27』

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この商品は、以前紹介したのでCINEMA & THEATRE #005を参照してください。


CINEMA & THEATRE #011

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